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第四章・9

 顔を背け、歯を食いしばって旭は耐えた。  慣れていないのか、男はやたら激しく腰をやっている。 「んぅ! んっく、んん! あ、ぐッ!」  痛い。  苦しい。  お願い、早く終わって。 「あ、出る! 出るッ!」 「え?」  信じられない。  まさか、中出し……!? 「嫌だ! 抜いてぇ! 外に出してぇ!」 「悪い。もう、遅いかもッ!」  あぁ。  男の精が、吐き出される。  僕の体内に、排泄されてる。 「うぅ……」

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