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第五章・7
「ちょっと待てよ。そこまでやっておきながら、恋人じゃないのか?」
カフェ行って、海行って、花火見たら、それはもう立派な恋人だろ!
「船津先輩には、1年生の頃から付き合ってる人がいるんだ。だから僕は、恋人じゃないよ」
でも!
「クリスマスプレゼントに、あんな手のかかったセーター編んで。船津はそれを、受け取ったんだろ?」
「僕の他にも、プレゼント渡した人いるんだよ。セフレは僕だけじゃないんだ」
フ・ナ・ツ・の・野郎!
逸朗は、頭に血が上っていた。
「何とかセフレ脱却しようって、僕、頑張ったんだけど」
旭は再び、涙声になっている。
「でも。でも、あんなことする人だったなんて」
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