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第五章・15

 ベッドの上に旭をしゃがませたまま、逸朗はその滑らかな胸に口づけを落とした。  小さな桃色の尖りに、キスをした。  ひくん、と旭が動く。 「大丈夫か?」 「うん、平気」  旭の乳首を舐めながら、逸朗は考えていた。 (どんな体位がいいのかな。やっぱ、上からは怖いだろうな)  カラオケボックスで、旭は男に圧し掛かられていた。  見下ろされる恐怖感があるのではないか。  自分だけで考えても仕方がないので、また素直に旭に言った。  セックスは、2人でやるものだから。

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