106 / 153
第五章・15
ベッドの上に旭をしゃがませたまま、逸朗はその滑らかな胸に口づけを落とした。
小さな桃色の尖りに、キスをした。
ひくん、と旭が動く。
「大丈夫か?」
「うん、平気」
旭の乳首を舐めながら、逸朗は考えていた。
(どんな体位がいいのかな。やっぱ、上からは怖いだろうな)
カラオケボックスで、旭は男に圧し掛かられていた。
見下ろされる恐怖感があるのではないか。
自分だけで考えても仕方がないので、また素直に旭に言った。
セックスは、2人でやるものだから。
ともだちにシェアしよう!