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第五章・20

「大丈夫か、宮城!」 「平気、だから。最後まで、やって!」  ゆっくり、最奥まで貫いた。  そこで、呼吸を整えた。  旭の様子を、見ながら。  旭の表情を、伺いながら。 「……どう?」 「真柴くんの、おっきい……」  かっ、と耳が熱くなった。  やばい。  欲情する! 「う、動いてもいいか?」 「うん、お願い」  挿れた時と同じくらいゆっくりと、逸朗は引き抜いていった。

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