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第六章・6

 解ったような、解らないような。  ただ、真柴と宮城が2年生から目を付けられてる、ということは解った。 「任せろ」 「俺たちが、しっかり見張っててやる」 「早く解決しろよ」  ああ、やはり持つべきものは友だ!  ありがとう、ありがとう、と逸朗は手を握って廻った。  さあ、来るなら来やがれ!  でも、なるべくなら来るな!  そんな気持ちで、逸朗は一日を過ごした。

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