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第40話
「ねぇ、わかる?僕のを穂波はぎゅうぎゅう締めつけてるんだよ、」
「ふっ、う゛!ん...ん゛んッ!!」
続く律動。ギリギリまで抜いては奥深くまで突き挿れられ、その度に穂波は唇を噛んで声を抑え込む。
吐き気を催すほどの気持ち悪さと、中を擦られ抉られる快感が交互に降りかかり、生理的な涙が止まることなく流れ続ける。
「穂波...あっ...ほな、み...穂波、イキそ...ッ、」
そして徐々に早くなる腰の動き。前立腺をしつこいほどに抉られたせいで勃起した性器が二葉の腹に擦れては潰され、すぐにでもイキそうだった。
中で大きく脈打つ熱い昂りは絶頂に向かってぐん、と大きさを増す。
「...ッ!!ぁ、い...嫌だ!!ぁ...ああっ、ん゛...やめッ!!」
その瞬間、体の奥深くに熱いものを穿たれた快感がした。二葉は体をビクつかせ、穂波の体の上にそのまま凭れかかってくる。
「あっ...はっ、ぅ...とまんない、きもち...ぃ、」
「...ッ!!!あ゛あ゛ア゛あぁあぁぁッ!!抜けッ!!抜けよおぉぉッ!!」
不意に掴まれる性器。二葉は吐精しながら腰を打ち付け続け、それに合わせて穂波の性器も上下に扱き始めた。
もうすでに穂波に理性など残っておらず、拒絶という感情のみで体は動き、叫んでいた。
「あははははッ!すごい、穂波もたくさん...」
二葉が吐精し終え、一度性器を抜いてから一気に奥まで捩じりこむ。そのつきぬけるような快感で穂波は呆気なく絶頂を迎え、大量の精子を二葉の手の中に吐き出した。
「...ッ、」
ビクつく肢体。ついに穂波は四肢を投げ出し、人形のように動かなくなった。
「穂波...好き...ふっ、ぅ...大好きだよ。...絶対に誰にも渡さない。」
頬や唇を舐められ深い口づけをされる。歯列をなぞられ、舌をかまれては強く吸われた。
溢れ出る唾液は口の端から伝い、こぼれては二葉がそれを舐めとった。
それの繰り返し。中に挿れられたままの二葉の性器。穂波は既に抵抗も何もする気力が残っていなかった。
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しかし
最悪な出来事は
これで終わりではなかった。
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「 ただいま 」
静かなその室内に、居るはずのない人物の声が響く。
「おかえりなさい。今日は帰ってくるのが早かったんですね」
ずるり、と性器を中から出しながら二葉は何の変哲もない声音である方向を向き、笑いかける。
対して穂波は声を発することなく、二葉が見ている方向へ顔を向けた。
そこにあるのは冷めた目のままこちらを見下ろす日向の姿。次にはその視線は塞ぐものがなくなり、垂れ流れる白濁に向けられた。
「 この気狂いが... 」
そしてその言葉と同時に、ついに穂波の精神は崩壊した。
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