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「はい交代」 柊生は和真に背を向けた。 和真はハイハイと言ってボディソープのボトルを 掴んで、はい行くよ~と 直接 柊生の肩に垂らした。 ひんやりとした液体が体をつたいゾワッとなる。 「ちょっ! バカ!」 和真がお腹を抱えて笑っている。 「ゴメン ゴメン 冷たかった?」 言いながら背中をなでて誤魔化す。 ー そんなイタズラまでも可愛いんだけど 和真は、努めて乱暴にぐるぐる円を描くように 柊生の背中を洗う。 いやらしい 雰囲気にならないように。。 「はい、終わり!」 そう言って壁のシャワーを掴んで流し始める。 お互い向き合って泡を流しあった。 ミストが籠って、いい感じで視界がぼやけている。 それでも恥ずかしいのか、目を合わせないように 視線はうつ向きがちだ。 ー そっちの方が断然そそられるのに。 柊生は困らせてみたくなって、和真の首筋を 流しながら顎をとらえてキスをする。 一瞬だけ触れて逃げるように離れた。 柊生はシャワーを壁にかけ、和真の両手を掴んで 自分の腰に回させる。 「もっと」 目をじっと見ながらそう言うと、和真は少し 狼狽えるように、視線を游がせてから あきらめたように目を閉じる。 顔を上げて傾ける顎のラインが綺麗だ。 舌を覗かせて、ゆっくり近づく唇を柊生が 迎えに行く。 入ってきた舌を吸って絡ませて、和真の喉が ぐぐっと鳴った。 柊生は和真の体をグッと引き寄せて背中を強く 抱いた。和真もそれに応えて腰から背中へ 手を滑らせてくる。 シャワーが二人の体を打ち付ける音と リップ音が狭い浴室に響いている。 二人で唇を貪りあって、どんどん息が上がって すっかり熱く固くなったお互いの中心を 押し付けあうと、和真が堪らず音を上げた。 「ベッドへ行こうよ」 熱っぽい目で見つめられて負けそうになる。 「ここで シたい」 そっと和真の後ろに指先を沿わせる。 「っん!」 和真が目をギュッと閉じて反応する。 「すぐ入れたい」 言いながら指先にグッと力を込めると、ソコは 思ったよりも簡単に柊生の指を飲み込んだ。 「や、やめ…」 和真は首をふって抗うけれど、柊生の胸を押す 手にはほとんど力が入っていなかった。 柊生は両手で和真の後ろをかき混ぜて 執拗にキスを続けた。

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