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手を上下させながら、そっと口にふくむと 和真が驚いて腰を引いた。 「しゅっ…ぅ」 それを逃がさないように両手で抱えて 茎を激しくねぶると、和真の漏らす声が変わった。 薄い胸板を上下させて、猫のように甘い声を上げる。 手足に何度も力を入れて、その度に椅子がギシギシ 音をたてた。 柊生は容赦なく和真を咥えこんで、舌を使って 激しく首を振った。 「っん!あっあっ ダメ!」 和真が腰をくねらせて逃げようとするのを 捕まえて、さらに激しく。 「出ちゃう!」 あきらかに 口の中の和真が質量を増して 限界が近いことを知らせる。 柊生がかまわずに動き続けると 和真は耐えきれず、口内に吐精した。 柊生が口を離して手で扱くと、続けて白濁した液を 何度も 飛ばす。 柊生はそれをわざと和真の腹に撒き散らした。 柊生は口を拭いながら立ち上がって ニヤリと笑う。 「はやかったね」 肩で息をしながら 真っ赤になる和真を無視して 柊生はベッドに放り出していた携帯を手にする。 椅子が映る場所に置いて 覗きこみ、何度か角度を調整している。 「柊生さん、まさか…」 ピ、と小さな音がして 柊生はどこかからゴムを出して着けると 和真の所に戻って来た。 「と、録ってるの?」 「後で見てみる?」 柊生が小声で囁くように言ってくる。 「カズ…なかなか衝撃的な絵面だよ」 クスクス悪い顔で笑う。 ー そりゃ精子まみれで こんなもんに繋がれてたら衝撃的でしょうよ 「や、やめよっ!」 「しーっ」 柊生は無視して和真の首筋に吸い付いて ゆっくり舌を這わす。 和真はその刺激にゾクゾクとしながらも 自分に向けられている、携帯に目が行ってしまう。 柊生の舌はゆっくり鳩尾を舐めながら、掌で 先ほど和真が吐き出したものを撫で付けるように 肌をなぞる。 「はぁ はぁ…あれ とめて」 和真が柊生に涙目でねだっても 柊生はうっすら笑って首をふる。 「可愛く言ってもだめ」 柊生の手が、先ほど果てたばかりの和真の中心に 触れて優しくなでる。 「…っうぅ」 和真は声を出さないように唇を噛んだ。 同時に胸の先端を焦らすように舐められて 腰がビクビクと跳ねてしまう。 「…っつ!」 「声だせよ」 言われた瞬間、後ろに指が差し込まれて 勝手に体がずり上がる。

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