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柊生は和真の上に馬乗りになって唇をかさね 舌で唇をなぞって、唇を吸って 体の力を抜くように促す。 増やされた指が和真の悦いところを擦ると 和真が手足をよじって反応した。 「っふ …んっん!」 感じるポイントを執拗に責めても 和真は切なげに吐息を漏らすだけで 声を上げない。 「いつまで続くかな?」 柊生は自分のものを 和真の入り口にグッと 押し付けて、和真を見つめた。 見つめられている事に気づいた和真も 潤んだ目で見つめ返し、ごくりと息を飲む。 そのままゆっくり捻りこむと 和真が顎を反らせて喘いだ。 柊生は逃がさないように肩を強く抱いた。 「…痛い?」 和真は額に汗を浮かべて はぁ はぁと肩で息をして、少しだけ首を振った。 体重をかけて中まで押し進めると 和真は柊生の胸に顔を押し付けて、うぅっと 呻いている。 ー あぁ 締まる…すぐ出ちゃいそう 「カズ、もう少し力抜いて」 柊生が笑いながら 汗で固まった、前髪をかき分けると 和真は意識的に息を吐いて力を抜こうと頑張る。 でも顔は柊生の胸に伏せたままだ。 「カメラから隠れてんの?」 柊生が笑いながら聞くと、カクカクとうなずいた。 「悦い顔見たいな」 力の抜けた隙に、ぐっと腰を押し込むと 油断していた和真が あっ、と声を上げた。 気を良くして、何度も同じように突き上げる。 和真はのけ反って暴れて嬌声を上げた。 和真の肩を抱いて、悦いところを狙って 抽挿する。 「んぁ、あぁ…やっだっ」 和真は諦めたのか、カメラなんてどうでも いいくらい気持ちがいいのか… 甘い声で喘いで、柊生を煽った。 柊生の腹に和真の中心が当たって、擦れて 透明の液をだらだら漏らす。 抱きしめたまま動く柊生の耳元で 拘束具がギシギシうるさい音をたてた。 和真が手足をよじって暴れる。 外れないと分かっているのに…。 ぎゅうぎゅう締め付けてくる和真の中で 絶頂が近づくのを感じる。 ー キモチィ…でも…なんか足りない。。 鼻先が触れる距離で和真の目をみた。 同じように和真もうっすら目を開けて柊生を見る。 さっきから暴れる和真の体も きっと… 柊生は手を伸ばして足の拘束を解いた。 自由になった足は 柊生の腰にゆったり 巻き付いてくる。 続けて手の拘束も外した。 その刹那、和真がふっと笑た。 そして両手で柊生の頭を抱えるようにして キスをせがむ。 柊生はキスをしながら和真を抱き起こした。

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