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対面座位の状態でキスをかわす。 和真は柊生の髪を鋤くようにまさぐって 唇を貪り、自分で腰を揺らして快感を追う。 今までの もどかしさを埋めるように。 「カメラ…いいの?」 「……ベッドに連れてって」 「そうきたか」 柊生は笑って和真の腰をグッと抱えて 椅子から降りた 「っあん」 繋がりが不意に深くなって和真が声を上げる。 「何今の声 かわいい」 「ダメ…、、この体勢っ いっちゃいそう」 和真がグッと腕に力を入れて、体重をソコに かけないよう柊生にしがみついてくる。 ー 何そのセリフ、そんなに締めて こっちがいきそう 柊生は携帯に一度触れてから 和真とともにベッドに倒れこんだ。 「きっきの…もう一度聞きたいな」 柊生が腰を擦り付けるように上下しながら言うと 和真が目を閉じたまま、かすかに煩そうに 何?と 聞き返す。 「めちゃくちゃにしてって、?」 「……あれは、、違うよ…」 ほんのり耳が赤くなる。 「言って」 「嫌だ」 「言って」 「…あーもぅ!はやく もっと動いてよっ」 焦れた和真が両手と両足を巻き付けてくる ー それはそれで十分 卑猥な発言なんだけど… 考えてないな… 柊生の胸に吸い付いて、手のひらで擦り 自分のペースに引き込もうと、必死で刺激する。 柊生は思わず目線を落としてチラリと和真を見た。 赤い舌をチョロチョロ出して、自分の胸の先を 切なげに舐める姿が、ガンと脳に響いて 一気に血液が下半身に集中していく。 ー 見ちゃダメなヤツだった! 柊生は思わず和真を抱き起こして膝の上に 抱えるようにして座る。 「これが悦いんでしょ?」 柊生が下から突き上げるように激しく揺らすと 和真が首をさらして、声を上げた。 自分でも柊生に合わせて腰をふって 和真の中がぎゅうと締まっていく。 「… …あ、あぁっ も…ムリ 」 「っイク?」 声を出せずに和真が、ガクガク頷いて 爪をたてて柊生の肩にすがり付く。 その瞬間ビクビク腰を痙攣させて 、柊生の腹に なま暖かいものがかかった。

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