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和真はくたっとして、柊生の肩にもたれてくる。 柊生は和真をベッドに倒して、力の入ってない 膝を腕に担ぐようにして、さらに奥まで突いた。 「ちょっと、おいてかないでっ」 「んっ…んん!」 力任せに激しく突く 和真は下半身を持ち上げられて、激しく揺さぶられて 一瞬 顔を歪めたけれど、抵抗する気力も体力も ないようだった。 柊生の動きに合わせて、人形のように揺れて 吐息だけ漏らす。 それでも繰り返し深い場所を刺激されて 和真の中心がまた、ゆるゆると形を持ち始める。 「…元気じゃん」 柊生は大粒の汗をパタパタ落として笑った。 「…そんなガンガン ヤられたら、勃ちますって…」 和真も目を閉じたまま笑った。 柊生はそんな和真の脚を倒して横向きにさせて 手慣れた様子で和真をひっくり返し、四つん這いに させて腰だけ持ち上げると、また抽挿をはじめた。 挿入の角度が変わって また別の感覚が和真に押し寄せる。 痛みも快感も一緒になって、訳のわからない 興奮が沸きおこって 勝手にあえぎ声が漏れてしまう。 柊生が腰を抱えて体を密着させて激しく動いて くっついた部分の肌と肌が汗で滑った。 それすらも背筋がゾクゾクとするような 刺激に変わって 律動はどんどん早くなり 和真は声も出ないような快感の波に飲まれて 絶頂を迎えた。 一瞬頭の中が真っ白になった気がして 身体中から力が抜けた。 ほぼ同時に柊生も 和真に完全に体を密着させるようにして 抱きしめる腕に、最後グッと力をこめて 熱を吐き出した。 ぐったりと二人で重なるように倒れこんで 部屋の中はしばらく二人の荒い呼吸だけが 漂っていた。

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