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…
(あ、ゴメン忙しかった?)
「いや、大丈夫。急に思い出したんだ」
(あ、そ、ネギが元気なら良かった)
「わざわざ サンキュ」
(おーじゃぁまたな!)
「お大事に!」
電話をきって、すぐに着替え始めた。
ホテルじゃぁ あんまりラフな格好では目立つ。
柊生が買ってくれたシャツやニット、に
長い丈のコート。
ー ちょっと様子を見に行くだけ。
二人が見つからなければ帰ればいい
柊生に婚約者が居なくなったからといって
それで自分達の何が変わるのかも分からない。
こんな関係、他人が見たら ただの依存。
ヒモだ。
それがどうした!…と言える したたかさは
和真には無かった。
ちっちゃいプライドだ。
自分の気持ちが何なのか、なんて考えても
答えなんて出ない。
でも、結局最後に行きつく思いは一つだ。
ー 柊生がいいと言うなら
今は、ただ一緒に居たい
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