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(あ、ゴメン忙しかった?) 「いや、大丈夫。急に思い出したんだ」 (あ、そ、ネギが元気なら良かった) 「わざわざ サンキュ」 (おーじゃぁまたな!) 「お大事に!」 電話をきって、すぐに着替え始めた。 ホテルじゃぁ あんまりラフな格好では目立つ。 柊生が買ってくれたシャツやニット、に 長い丈のコート。 ー ちょっと様子を見に行くだけ。 二人が見つからなければ帰ればいい 柊生に婚約者が居なくなったからといって それで自分達の何が変わるのかも分からない。 こんな関係、他人が見たら ただの依存。 ヒモだ。 それがどうした!…と言える したたかさは 和真には無かった。 ちっちゃいプライドだ。 自分の気持ちが何なのか、なんて考えても 答えなんて出ない。 でも、結局最後に行きつく思いは一つだ。 ー 柊生がいいと言うなら 今は、ただ一緒に居たい

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