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テーブルを拭いて、笑いながら席を立つ。 空いた皿も何枚か持ってキッチンに入って行った。 「とりあえず先の事は 置いといて 俺たちは俺たちの事だけ考えよ…」 そう言いかけた時には和真がキッチンから戻り 柊生の傍らに立っていて、頬をすり寄せるように キスをしてきた。 そのまま柊生の上に股がって、目を細めて笑う。 「 うん 分かった 」 もう一度、噛みつくようにキスして、和真の手が 柊生のシャツの中に滑り込んでくる。 「ケーキ食べないの?」 柊生が聞いても手を止めず シャツの中で柊生の胸の先をぎゅっと摘まんだ。 「っつ!」 「…いいよ、ケーキ食べる?」 言って 笑いながら立ち上がろうとする和真の 腰を捕まえた。 「今日は珍しく、ヤル気満々ですね」 「この前 柊生が中途半端に手 出してやめちゃうから ずっと疼いちゃって…」 柊生の髪を弄びながら和真が言った。 「自分でしないの?」 ズボンの上から和真に触れると、しっかり形が分かる。 「だって柊生とした方が気持ちいでしょ」 腕で口を隠すようにして、恥ずかしそうに笑いながら 卑猥な事を言う。 「煽るねぇ…」 たまらず今度は柊生から口づけた。 舌をチョロチョロ差し込まれ それをつかまえようと、吸い付いて 二人でキスに夢中になっていると 机の上で柊生の携帯が鳴った。 和真が気にして携帯の方をチラリと見る。 「いいよ、ほっといて…」 柊生が和真の顔を両手で挟んで 自分の方を向かせた。 「はい。バンザイして」 和真のスウェットを脱がせる。 「でも、出たら…?」 柊生が携帯の方を見ると、ちょうど振動が止まった。 ほらね、という顔で柊生が笑い 「ベッド行こうか、ゴムあっちだし」 2人で立ち上がって寝室へむかう。 ベッドで2人で残りの服を脱がしあってると 今度は家の電話が鳴って、初めて聞く音に驚いた 和真が柊生に飛び付いた。 ー 家電にかけてくるなんて よっぽどの用か? 柊生が ごめん、と謝ってベッドサイドの電話に 手を伸ばした。 和真は驚いた顔のまま、何度も頷いて、それを 見守った。

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