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和真の上に被さって脱力した。 クスクス笑う和真の腹筋が揺れている。 「柊生、ごめんね。 もう大丈夫…フフ」 ひとしきり笑った和真が、胸の上に頬をくっ付けて ふて寝する柊生の頭を撫でた。 「まだ笑ってるじゃん」 「だって、俺たち まんまと踊らされちゃって 杏菜さんって、女の人って怖いなって思ったら…」 「もう、アイツの話しはいいよ、あの鮫女」 「サメ!確かにサメって感じ アハハ そういえば 俺、冗談でも“寝てみたい”なんて 女の人から言われたの初めて」 「どうだった?鮫系の女αに口説かれて」 柊生が肘をついて、横目で和真を見つめる。 「うーん どうって…」 和真が天井を見上げてしばらく考える。 「とりあえず杏菜さん ベッドでめっちゃエロそう!」 「ぅおい!!!」 まんざらでも無さそうな和真の発言に 柊生が声を荒げて飛び起きた。 「アハハ、ごめん、冗談だってば」 ー これは…!女のαも気をつけなければ…! 和真も一緒に起き上がって口の端だけ上げて笑い 柊生の両手を握る。 「ごめんね。さぁ、続きしよ」 手をニギニギしながら急に甘えた声をだす。 「萎えた」 ちょっと意地をはってみる。 「フフ、俺もだよ」 「その気にさせてくれ」 「………いいよ」 和真が今日イチ エロい顔で笑った。 その顔だけで もう、その気になったのだけど 和真が何をしてくれるのか楽しみで、とりあえず ワクワク様子を見守る。 和真はさっさと下着を脱いで、柊生の腿の上に股がると 柊生の肩に手を置いて顔を近づけてくる。 キスされると思った柊生は、思わず目を閉じて 待ってしまう。でも唇は触れる事なく、 体重をかけてそのまま後ろに押し倒された。 目を開けると和真が悪い顔で笑っている。 熱のこもらないキスを繰り返し、首もとから みぞおち、脇腹と下へ下へ降りていく。 遠慮なく下着を下ろされた柊生は ヤられる方になったみたいだな、とちょっと 怖くなった。 「もう、この子 その気になったみたいだよ」 和真が柊生の勃ち上がったモノを ポンポンと 優しく叩いて、柊生の目を見つめている。 柊生は聞こえないフリをして目をぎゅっと閉じた。 「ふぅ~ん…そう…」 和真が不満そうに何やら考え込む。

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