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39.ひかり ※
「おぉ~意外と乗るね」
MINIに荷物を積み込みながら、和真が目を
丸くした。
「ってゆうかカズ全然荷物ないじゃん
そりゃ乗るわ」
大晦日ゆっくり家を出た。
2泊3日の温泉旅行。
先日出かけて、和真が人に酔ったので
観光は控えめに、ただ美味しいものを食べて
のんびりする為の旅行にする予定だ。
「じゃぁ忘れ物はないですか?」
柊生がハンドルを握って、助手席の和真を
覗きこんだ。
「おっけぃです!」
和真は敬礼するように軽く片手を上げて
返事をした。
車は快晴の空の下を走り出した。
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