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…
きっと俺は永遠に和真には敵わない。
俺が従わせて、和真を縛っているように
回りからは見えるかもしれない。
でも、実際は俺が和真に振り回されて
転がされてる。
思えば出会った時からそうだ。
同情してたとはいえ、俺らしくない。
何と言われようと警察を呼んで、保険屋を入れて
処理して、少し多めに治療代を出してやる。
それでよかったのにしなかった。
できなかった。
「…またフェラしてくれる?」
「ふふ…でも今日はどうかな~
こんなハイの状態じゃぁ
柊生きっとすぐ出ちゃうよ」
和真がいやらしく笑って舌を出した。
「言ったな…じゃぁ一緒にしよ!
どっちが先にイカせられるか」
テクでは和真に敵わないかもしれない
でも我慢比べなら可能性はある。
和真の方が敏感だから。
「それって…69になるんじゃ?…」
「…まぁそう…だね」
途端に和真の顔が真っ赤になる。
「ムリムリムリ! 俺、あれだけは
恥ずかしくて絶対ムリ!」
和真が顔を手で覆って首を振る。
ー 珍しい。こんなに恥ずかしがるなんて…
クソ、可愛いぞ!俄然やる気が出てきた!
「とりあえず(早く)ベッドに行こう」
「ん。あ、コレ外して」
「着けたままやらせてよ
なんか束縛してる感じが
エロくていいな」
和真が少し考えて首を振った。
「やだ。首にキスされるのが
悦いだもん」
ー うん……この子には敵わない。
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