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第23話 求めて※

 アランは驚いた。自分で目をが見開いたのが分かるくらいには、驚いたと思う。  今ダニスの口唇とアランの口唇が重なってる事よりも、ダニスの言った言葉に驚いた。  他の男に抱かせてしたった事に腹立ったと、ダニスは先程言った事が聞き間違いではないのかと思うくらいには、そんな事を言うと思ってなかった。  ダニスの舌が口の中に入ったきたのを困惑しながらも、無意識に絡めてしまった。 「んんっ……は、……ん」  受け入れた深いキスの心地よさで、元々治りどころを覚えずにいた体は、アランの下腹部は直ぐに反応して熱くなる。  体をもぞりと、揺らすと肩を掴まれまだ足りないと言わんばかりに、貪るみたいにダニスがキスから解放してくれない。息苦しくて、胸を叩いてようやく解放された口からは、息が上がった。 「っは、……さっきのどう言う意味……で」  そのまま受け取ってしまったら、ダニスが抱いた男に嫉妬しているみたいに聞こえる事に、アランは困惑していていると、ダニスがふっと少しだけ可笑しそうに口を端を上げる。 「そのままの意味だが?」  ダニスの言葉に、アランは直様顔が熱くなった。  抱かせた事に腹が立っているなんて、そんな独占欲な言葉を間に受けたら、好かれてるみたいに聞こえる事に、アランは鼓動がドクドクと心臓が鳴った。  体全身が熱くなって、また嬉しいとどこかで思ってる自分自身にアランは1番困惑していた。 「私は……男で」 「それがどうした?」  困惑して発した今更な言葉に、ダニスが間髪入れずに答え、更に顔に熱を増すだけだった。  そうだ、ダニスとっては王族も普通の人の様に扱う、そういう人間だった、だから男とか女とかも関係ないんだとアランはダニスを見つめる。  本人が腹立ってると言ったのだから、当たり前と言えば当たり前なのに、いつもどこか冷めた瞳は、いつもより熱さを持ってる気がした。 「ダニスでも……そんな顔するんだな」 「自分でも珍しいとは思う」  思わず溢れたアランの言葉に、ダニスはふっとどこか可笑しそうに笑った。本人自身も意外なのだろう。  アランもまた説明が付かずに、ダニスに触って欲しかった。こんな体で媚薬のせいなのか、本心なのか自分でも判断はできない。でも、目の前に熱を帯びた瞳で見てくるダニスを前に、理由などもう一つでいい気がした。  後あるとすれば、アランが同意するだけだ。  時々耳裏を撫でてくるが、ダニスは待ってくれている。多分それは男に酷い抱き方をされたからで、普段冷めた目をしているのに優しい人だ。とアランはたまに不思議に思う。  アランは、そっとダニスの体に手を回した。 「……触って欲しかった……って言うのはおかしいかな」  アランにとっては、精一杯の言葉だった。自分の意思で同意しながら、心臓はバクバクと煩い。赤はたぶん真っ赤だろうと分かるくらい顔が熱かった。  ダニスはくすりと笑って、額にキスが落ちる。 「誘い文句としては十分だ」  それが、合図とばかりにアランの服が脱がされていく。元々薄着だったアランの服はシャツ程度で、ダニスの手は器用に片手でボタンが外していき、直ぐにシャツの下の肌が露わになった。  同時に、額に触れてた唇が頬に触れ、今度は首筋に移っていく。気づけばアランもダニスもソファの横になっていた。  アランの胸の飾りにダニスの指が触れる。 「ふっ……」  アランの敏感になっている体は、直ぐに反応を変えしてピクリと体が震えた。既に高まってる体になっていたアランの胸の突起は固くなっている。それに気づいたダニスは指の爪先で軽く引っ掻き、それにアランは反応よく呻いた。   「もう準備万端だな?」  くすりと笑うダニスに、薬でそうなってるとはいえアランはどこか落ち着かずに恥ずかしかなって、顔に熱が集まる。  揶揄うよ悩みそんな言葉に、アランは少しだけ不服に思った。 「誰のせいでっ……」  倉庫でこちらだけ高めておいて、放置されたのだ。そのまま体が疼いたまま、ここまで我慢してた身にもなって欲しいとアランは、拗ねたい気持ちだった。  それに、ほう?とダニスは意地の悪い笑みを浮かべた。 「そんなに触って欲しかったのか?」  ダニスの返しに、アランは虚をつかれて顔を赤々と染めた。うっ、と何も返せずにいると、アランの胸の突起にダニスは吸い付いく。  ひん、とうわずった声が出た。  執拗に口の中で何度も舐めたり噛んだりするダニスに、既に敏感に反応するアランの体は、焦れて体をよじらして口から艶めかしい声が出そうになっるのを堪える。 「そこ……ばっか……っ」  もういいと、ダニスの頭を軽く押さえても離してくれなかった。やっとの事で離してくれたと思ったら、自分の乳首かと思うくらいぷっくりと赤くなって少しヒリヒリしていた。  女の人みたく膨れてなんだか恥ずかしくなったアランは、それから目を背けたくなったが、もう片方も同じようにしようとするダニスに、アランは制止しようとダニスに手を伸ばそうとする。 「もう、いいって…」 「ダメだ。ここ弄られただろ?」  ダニスの眉間にしわが寄って言ったそんな言葉に、アランは思わず顔が赤くなる。そんな、まるで嫉妬みたいな、と思って制止できずに、ダニスは反対の突起に口を含み、空いてる赤く膨らんだ方を指で摘んだ。   「ひあっ」  ゾクッと背中に何か走ったみたいに感じて、アランの体は反り返る。触るたびに、ビクビクと体が反応して我慢して押さえている声も抑えれきれずに、喘いでる時のような声が出た。 「ひっ、あっ……も、いいっ」  息を乱して、必死に制止の言葉をかけると、やっと反対の方も口から離してくれたが、そちらも赤くなっていた。  赤く熟れた両方の乳首をキュッと指で引っ張る。 「ひっ!」  アランは、強い刺激に目を見開いて体を大きく反応させると、どこか満足気にダニスは微かに笑みを浮かべる。  そんな様子にアランは恨めし目で見るも、本人はアランの反応を楽しんでるのか、反省する様子もない。いい様にされて腹立しいのに、どこか嬉しいと思ってしまうアラン自身もいた。  でも、そんな事より、焦らされすぎて早くほしいものごあった。 「もう、いいだろ?……はやく」  これ以上焦らされたくなくて、ダニスの肩に腕を回して体を密着させると、己の昂まりを服越しにダニスも既に昂まっていた所に擦り付けた。  自分からねだるなんて、少し前なら考えられなかった。息は乱れ、アランの下腹部の己は愛撫の焦らしで、既に先から濡れている。さらに、ダニスの愛撫の度に尻の孔がヒクヒクとしいた。  そんなアランのねだりに驚いたのか、意外そうな顔をしていた。そんなのどこで覚えた?と言いたげな顔をしていたが。こんな恥ずかしい事は、ダニス以外にしたいとは思わないので、失礼な、と言いたい。 「急いでも、まだ準備できていないだろう?」  そう言って、アランの尻の谷間に滑らして孔に指で触れ、つぷりと指を入れる。それで、ピクリと微かにダニスの眉が動いた。   「自分でしたのか?」  その言葉に、アランは自分で風呂でした行為を思い出して顔を真っ赤にした。その反応で肯定してしまった。自分でした事がバレたのに恥ずかしすぎて、ダニスから顔を逸らす。  ダニスを思い浮かべて自分でしたとか、穴があったら入ってしまい気持ちに駆られた。 「誰を思い浮かべた?」  ダニスは、アランの頬にキスを落としてワザと聞いてくる。それに、更に顔が熱くなった。  そんな事聞かずに、既に分かっているのは、ダニスの口角が上がってる事で分かる。  本当に意地が悪い。  答えあぐねていると、尻の孔の入り口で指を浅く出たり入ったり何度も繰り返していた。アランの体は物欲し気に、指が入ればキュッと締まり、出ればヒクヒクとさせている。  焦らされる行為に我慢できず、顔を真っ赤にしながらアランは答えた。 「アンタ以外に……誰がいるんだっ」  アランは目を合わせられずにいると、クスリとダニスの笑う声が聞こえた。悔しいが敵わない、アランの心臓はバクバクと煩くて余裕がないのに、ダニスは余裕な顔をしているんだろうと思った。  そっぽを向いてるアランの耳を撫でるダニスが、こっちを向けと言っても向かずにいると、顎を持って向けさられるとダニスの顔が鼻の先が触れるくらい間近にあった。  真っ赤なままアランに軽くキスをすると、ため息をつくように息を吐いた。 「まったく……こっちの調子が崩れる」  その言葉にアランは面を食らった。 調子が崩れるってどこら辺の事を言ってるのか?全くそんな様子には見えないので、よく分からずにアランは首を傾げた。 「急かしたのはお前だからな」  アランの中に入ってたダニスの指が2本に増え、一気に3本と増えると中を広げてると、熱い指より太いものが入り口に当てがわれた。  ゾクリとアランは背中を震わせる。不安と期待が押し寄せる中、ダニスはアランの脚を掴むと勢いよく己の昂りを中へと沈み込ませた。 「っーーーああっ!!」  アランの中へと突き上げられると同時に、びくんと体が反り返る、全身にゾクゾクと快感が走るとアランの己の昂りからは、吐き出していた。  入れられただけでイッてしまった事実が恥ずかしいのに、今中にはダニスのが入ってる事が嬉しくて感じた。 「他のヤツの感覚なんて忘れさせてやる」  ダニスは、アランの腰を手で固定すると腰を打ち付ける。アランは体を跳ねた。 「あっ、まっ…ヒヤッ!」  過敏になっているアランの体は、とっくに他の事なんて考えられずにいるのに、ダニスは何度も腰を打ちつけては、その度にアランは喘ぎ、媚薬の効果も手伝って体は喜びをあげる様に反応した。 「ア、アアッ…!……また、…アアッ!!」 「好きなだけイッていい」  動く度に、ダニスのをきゅうきゅうと締め付けて、抜かれればヒクヒクと物欲し気に孔が反応する。奥まで突かれて押しつけられる度に、アランの己から何度も吐き出した。  それでも、また突かれる度にアラン自身は元気を取り戻して、また簡単に先から吹き出しす。 「ひっ…アアッ……イッ…」 「っ…」  ダニスのをきゅぅぅと中を締め付けるのと同時に、ダニスから吐息が詰まる。そのまま奥へ再び突き上げた。 「っあああ!!」  アランは激しく体を反りかえり、己自身から何度目かのを吐き出す。遅れてアランの中に熱いものが注がれ、ダニスが奥へと押しつけ出し切ると、お互いに息が荒い中、余韻に暫く浸った。  こんなに激しくされてるのに、気持ち悪くない。中に出されたのが嬉しいなんて……本当にどうかしてると、アランは可笑しくて笑みをこぼした。 「どうかしたか?」  そんな反応を見て、息を整えたダニスが聞いてきた。 「こうなるとは……思わなかったな……と」 「そうだな」  ダニスもそう思ってたのか、微かに苦笑している。年も離れているからか、余計にそう思うのかもしれない。 全身に怠さを覚えて、ダニスに擦り寄るとうとう睡魔に誘われてきた。  ダニスが、アランの耳裏を軽く撫でてから、額にキスを落とす。 「落ち着いたんなら寝たらいい」  アランはコクンと頷くと、体力も限界だったのか直ぐに意識を手放した。  眠りについた所を見ると、ダニスはアランを抱き上げてベッドに寝かした。  ダニスは、ベッドに腰を下ろすと近くに置いてあったタバコをとって火をつけると吸う。 「本当に……こんな事になるとはな」  タバコの煙を吐いたあと、どこかスッキリした顔のアランを見た。

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