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第一章・14話

 男子校に通っていたせいもあって、公彦は同性同士の愛を認めていた。  男同士で付き合っている奴など、いくらでもいた。  三年生の頃は、押しまくられて一年生と付き合った。  卒業をきっかけに別れることになったが、今では彼に感謝だ。  おかげで不自由なく、葵を抱くことができた。  葵の方も男と付き合うのは初めてのようではなく、柔軟に公彦を受け入れた。  過去にどんな男と一緒だったかは気になるが、お互い様だ。  それより、これからを大切に過ごす事の方が公彦には重要だった。  こうして、体の関係を持つまでに愛を深めて秋が過ぎた。

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