24 / 102
第一章・24話
「このまま挿れるぞ。いいな」
ぐちり、と先端を捩じ込み、前後に動かしながら次第に奥深くへ侵入していった。
慣らしていないし、潤滑剤も使っていないので、相当キツい。
それでも葵は、反った背をさらに反らして、気持ち悦さそうな悲鳴をあげるのだ。
「あぁ、公彦ッ! んッ、んッ、んあぁ!」
葵の体は公彦を受け入れる気満々なので、酷な状況でも何とか挿入った。
自分のものを全部かっちり葵に挿れてしまうと、公彦は猛然と腰をやり出した。
「はぁッ! あッ、あッ、あぁッ!」
先ほど堪えに堪えていた分、葵は悦い声で啼いた。
公彦が動くたびに葵の体は大きく揺さぶられ、しがみついている水タンクがかちかちと音を鳴らす。
やがて公彦の洩らす粘液で葵の体内が湿り、濡れた音まで響き始めた。
ともだちにシェアしよう!