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第一章・26話

   唇を噛んで耐えていると、体内の公彦が動いた。  おしまいだろうな、と思った。  こんな状態で、続けるわけにはいかない。  今度こそ、周りにバレてしまう。    葵がそう思っていたところに、引き抜かれかけた公彦のものが、再びゆっくり奥深くへ押し込まれてきた。 「ッ!?」  ゆっくり、じっくり突いてくる公彦。  ぎりぎりいっぱいの最奥まで押し込み、またじんわりと抜いてゆく。  内壁の柔襞が公彦に絡みついて擦られ、葵は声なき声を上げた。

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