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第一章・30話
「んッあ! あぁ、公彦! また……、あぁあ!」
公彦は手を前に回すと、吐き出された葵の体液を弄んだ。
粘っこい精液を、葵の性器に絡めて遊ばせると、ぐちゅぶちゅといやらしい音が鳴る。
その音にまた感じるのか、葵は髪を振り乱し、それでもがんばって控え目な声で啼いた。
いつ、人が入ってくるか解からないのだ。
不自由を感じながら、一方ではそのスリルにぞくぞくと酔っていた。
「公彦の馬鹿ぁ。スケベ、エッチ、変態、痴漢!」
「その痴漢に許してるのは誰だ? 淫乱だな」
「うぅ、馬鹿ぁ……ッ!」
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