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第三章・7

 ほどなくして、美知はやって来た。  手には、ビールとおつまみの入ったレジ袋と、戦利品の入ったデニムのバッグが下げられている。 「お疲れさまでした! 打ち上げ、やりましょう!」 「ずいぶん買い込んできたな。いくらだった? 俺も払うよ」  それには、いいんです、と首を横に振る美知だ。 「僕、今日初めて本が完売したんです! お祝いに、奢らせてください!」 「お~、そりゃ凄いな。おめでとう!」  美知の差し出した缶は、正真正銘のビールだ。  ずいぶんと、奮発している。  よほど嬉しかったのだろう。  そんな美知を微笑ましく思いながら、秀郎はタブを切った。 「柳瀬先生の本、完売に乾杯!」 「遠藤先生参加のアンソロ、完売に乾杯!」

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