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第三章・21

 拝礼が終わり、閉じていた目を開いた秀郎は、まだ熱心に祈っている美知の姿を見た。  ようやくお辞儀をして祈り終えた美知に、秀郎は素朴な疑問を投げかけた。 「何、お願いしたんだ? ずいぶん熱心に祈ってたな」  そこで美知は、再びはにかんで見せる。 「秘密♡」  なるほど! とメモを取る秀郎に、美知はやれやれと声をかけた。 「ホントは、先輩がちゃんとマンガ描けますように、ってお願いしました」 「サ、サンキュ」  さて、と美知はメモを終えた秀郎に向き直った。 「神社デートは、アトラクションがたくさんありますから。ちゃんとメモしてくださいね」 「おう!」

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