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第三章・37
秀郎の唇と舌が胸まで降りてくると、美知は息を弾ませながら告白した。
「せ、先輩。僕、実は……。今みたいなことになればいいな、って思ってて。それで……」
「どうした?」
「もう、内は綺麗にッ、処理してますし、後ろも慣らしてあります……。だから……」
何と。
(すでにスタンバイOK、ってことかぁ!?)
確かに、初めて同性とセックスする男は、指を使って後膣を解す、なんてこと念頭にないだろう。
実際、この俺も頭からすっかり抜け落ちていた。
「柳瀬、ありがとな」
「先輩、僕、淫乱ですか?」
そんなこと、ない。
応えて、秀郎は美知の乳首を緩く吸い上げた。
「んあっ! あ、んんッ。や、やぁ……っ!」
こりこりと甘噛みし、舌先で弾く。
美知の下肢はがくがくと震え、先漏れの体液が零れてきた。
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