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第三章・39
「ひ、あぁ! あ! 先、輩の、す、ごいぃ……ッ!」
それに。
それに、何これ。
全然、止まらないんですけど!
挿れられただけで背を反らし、漏らしそうになっている美知を相手に、秀郎は呑気なものだ。
「もう少し、奥まで挿入るかな?」
「あぁあ! はッ、あ。ぅん、んッ!」
先輩! 無理に全部挿れなくてもいいんですよーッ!
「先輩。先輩、ごめんなさいッ! 僕、もうダメぇッ!」
びゅっ、と勢いよく美知の体液が飛んだ。
温かな精が、自分の腹の上に溜まってゆく。
「も、ヤだ……。挿れられただけで、イッちゃうなんて初めて……」
「俺は嬉しいよ」
美知の精をウエットティッシュで拭ってやると、秀郎は逆に抜き始めた。
内壁がペニスに絡まり、留めて引き攣る。
「んあぁあ! や、ヤダ! 何、何これぇッ!」
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