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第一章・37

 奥まで捻じ込んで、内に放精してくれた雅臣。 「あぁあ! んッう! あぁあん!」  熱い濁流を身体の最奥で受け止め、空は悦びの悲鳴を上げた。  あぁ、気持ち悦い。  セックスが、こんなに気持ち悦いものだったなんて! 「大丈夫?」  事後も体をいたわってくれる雅臣が嬉しい。 「大丈夫じゃないよ、もう……」  もうダメ。  雅臣とのセックスに、すっかり溺れてしまった。  もう、彼でないと感じない。  誰も、彼の代わりになれない。 「愛してるよ、空」 「雅臣……」  肌を擦り合わせて、二人は酔った。  恋人同士の行為に、酔いしれた。

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