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第二章・24

 心地よいアロマの香る寝室で、二人は改めて抱き合った。  そして、改めてキスしてくれる涼真に、瑞は嬉しくなった。  これまでの相手なら、ベッドに速攻で押し倒してくるところだ。  自分の放つフェロモンがそうさせているのだ、とは解っていたが悲しかった。  でも、涼真は違う。  涼真は、他のαとは違うのだ。  彼の前では、Ωである自分を卑下せずに済む。  おおらかに、全身で瑞を受け止めてくれる涼真。

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