65 / 107

第二章・25

 キスの後は耳を食み、首筋をつたい、胸元を弄る。  涼真の愛撫は、多彩で丁寧だった。  舌先で器用に桃色の乳首を掘り起こし、ちゅくちゅく吸うと瑞は身をよじって悶える。 「やぁ……ッ。涼真、さん。そこ、そこダメぇ……ッ」 「涼真さん、じゃなくって、涼真、だろ?」  優しく立ててくる歯の刺激に、瑞は我慢ができなくなってきた。 「涼真、早く。早く、欲しい」 「焦らないで」  そう言って、涼真は瑞のペニスを手に取った。  静かに、やんわりと扱きだす。 「あっ、あッ、ヤだ。だめ!」 「一回出せば、落ち着くよ」 「そ、んな。あぁあ!」

ともだちにシェアしよう!