66 / 107

第二章・26

 勃ち上がった瑞の性器に、涼真はスキンを着けた。  こうすれば、シーツを汚さずに済む。  彼の気配りは瑞にも通じたらしく、息を弾ませながらもお礼を言ってきた。 「ありがとう。ごめんなさい、涼真」 「いいんだよ。じゃあ、後ろ、いくよ」 「んッ、あぁんッ!」  涼真の長い指が、後膣に入り込んできた。  ローションを絡め、ぬぷぬぷと出し入れされると、どうしてもその先の行為を想像してしまう。 「ね、涼真。もう、もういいから。すぐに挿れて……」 「ダメダメ。裂けたらどうするの」 「大丈夫……、あぁッ!」  瑞は、跳ね上がった。  涼真の指腹が、体内の敏感な部分を捉えたのだ。

ともだちにシェアしよう!