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第二章・27
「や、ヤだぁ。んっ、んっ、んうぅ!」
ダメ、出るぅッ!
瑞は腰をうねらせると、スキンの中に吐き出した。
「あ、はぁ、はぁ、うあぁ……」
「いっぱい出たなぁ」
涼真が、新しいスキンを準備している。
「涼真、スキン要らないから。汚してもいいから、そのままで愛して」
「いいの?」
「うん。だから、涼真も」
それは……。
瑞はΩだ。
妊娠の可能性も、充分ありえる。
涼真は、ためらった。
「お薬飲んでるから、大丈夫。赤ちゃん、できないから」
「解った」
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