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第二章・30
「出すよ。いい? ホントに、中出ししても」
「来て、涼真。いっぱい、出してえぇ!」
ぐ、ぐぐぐッ、と最奥まで腰を抉り込み、涼真は射精した。
「あ! んあぁあ! あぁあッ!」
瑞の腰も、卑猥にうねる。
一滴残さず体内に取り込もうとするかのように、後膣がきつく締まった。
我に返ると、瑞は汗まみれだ。
涼真は繋がったまま彼の傍に横たわると、額の汗を拭ってやった。
動くと体内のペニスがいい所に当たるらしく、瑞は果ててもなお身を震わせて熱い息を吐いている。
「う、あ……。あぁ……」
「素敵だったよ」
そっと引き抜き、腰を撫でてやると、瑞は甘えたように抱きついて来た。
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