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第三章・13

 そこから始まった、二人。  今では毎日、同じ時を過ごすようになった。  あの月夜の晩から。  月明かりの下での、告白から。  憧れの、若宮さん。  その人と、付き合えるなんて。  呼び方は、稀一さん、に変わったが、蒼生は彼にまだ敬語を使った。  年上だから。  尊敬してるから。    それに……。

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