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第16話

 ラブホテルの近くに車を停めて貰って、春陽くんが先導するように中に入っていった。パネルがあって、ライトが点いている部屋は3つくらいあった。誠也はこういうところは初めてではない。大学の頃に付き合っていた女の子と数回だが来たことがある。その頃は男が好きな自分に気が付いてなかった。普通に女の子と恋愛をしていた。だから誠也は童貞ではない。もっとも男相手では経験がないのだけれど。

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