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第37話

「ああ、勃っちゃったよ」  誠也は困ったような顔をした。 「また、出してやんよ、シャワー浴びよう」 春陽くんが誠也の手を握ってガラスのドアを開ける。浴室の床も壁もバスタブも白かった。明るいところで見ると春陽くんは程よく引き締まった身体をしていて、乳首は小さい。誠也はシャワーを出して春陽くんの身体に掛ける。ボディーソープを掌に出して肩から胸に掛けて撫でてあげた。 「俺も洗ってやる」  春陽くんはそう言うとボディーソープを掌で泡立てて肩、胸、下半身に手を持ってくる。誠也は物が脈打つのが分かる。春陽くんは泡を流した後、手で誠也を掴んで上下にしごいた。 「ダメだ、いっちゃうよ」 「口でやってほしい?」 「ああ」  春陽くんは物を持って咥えてから下を上手に使った。この前と同じだ。いや、この前は酔っていたから感度は鈍かった。今日は素面だ。気持ちいい。ヤバい。誠也はそう思うと春陽くんの頭を両手で押さえた。春陽くんは1度誠也を見上げて、もう1度、目を瞑って咥えてきた。 「出してもいいんだよ」 「あ、ああ、出そうだ」  何分くらい経っただろうか。誠也は今日も春陽くんの顔にかけた。 「俺も出してくれ」  春陽くんはそう言ってから、物を掴んで手で示した。誠也は今日も口と手で出してあげた。

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