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第2話

決めれば即行動。 俺は今日から1ヶ月仕事で学園を出る だからこのタイミングで別れてもらう。 直接言おうものなら 監禁されるのは目に見えている なので、紙に『別れてください。』と書き それを机に置き部屋を出た。 勿論仕事で外出してくるとか連絡を入れずに。 この時の俺はまだアイツの面倒くささも 俺への愛の大きさも重さも 理解はしていたが ちゃんと考えていなかった。 当然コレで終わった!終わらせてやった感満載の俺は、 次は女の子と付き合いたいとか 仕事楽しみだなとか 呑気に考えていた。 ───── 「アイツ… 帰って来たら覚えとけよ。」 俺の事しか考えれなくしてやる。 緋悠が残した置き手紙をグチャグチャにし ゴミ箱へ投げ捨て 作戦を練る男が1人。 ここから、聖夜VS緋悠の攻防戦がハジマル。

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