2 / 95
第2話
決めれば即行動。
俺は今日から1ヶ月仕事で学園を出る
だからこのタイミングで別れてもらう。
直接言おうものなら
監禁されるのは目に見えている
なので、紙に『別れてください。』と書き
それを机に置き部屋を出た。
勿論仕事で外出してくるとか連絡を入れずに。
この時の俺はまだアイツの面倒くささも
俺への愛の大きさも重さも
理解はしていたが
ちゃんと考えていなかった。
当然コレで終わった!終わらせてやった感満載の俺は、
次は女の子と付き合いたいとか
仕事楽しみだなとか
呑気に考えていた。
─────
「アイツ…
帰って来たら覚えとけよ。」
俺の事しか考えれなくしてやる。
緋悠が残した置き手紙をグチャグチャにし
ゴミ箱へ投げ捨て
作戦を練る男が1人。
ここから、聖夜VS緋悠の攻防戦がハジマル。
ともだちにシェアしよう!