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第6話
本気で足まで拘束しようとされ
必死に抵抗と説得をし
足拘束だけは避けた俺。偉いぞ俺。
よく頑張ったな!俺!
もう既に疲れたんですが。。
ですがここからが本番です。
あと、手錠除けてもらって
お互い和解して無事別れました!
って終わりたい。今すぐ。
…絶対無理よね。
せめて手錠除けてくださいお願いします。
手首とか痛い。これ跡とか残っとったりせんよな?
雑誌の撮影とか入ったら最悪なんですが。
あれ?なんかデジャブ?
「手錠除けてから話さん?」
「却下。」
「ですよねー。」
やっぱりデジャブ。
とりあえずさ、
とりあえず話し合いの前に
「食堂行かね?」
昨日帰って来てから今まで何も食べてない。
腹減って死にそう。話し始めたら長くなりそうだし戦の前に腹ごしらえって大切だと思うんですよね。
「おう。なら手錠はそのま「逃げねぇから除けて」ですよね。」
何のプレイだよ!
手錠除けて貰うって事に成功したけど
手を繋いで食堂へ向かいました。
「仲良しかよ!」
「仲良しやぞ。」
急に何言ってんだこいつ的な目で見てくんな。
食堂に着き
2人仲良く手を繋いだまま横に座り
机に備え付けてある
タッチパネルで俺はラーメン
セイはがっつりBを選び運ばれてくるのを待っているところです。
ちなみに、
夕月学園の食堂は
各机にタッチパネルがありそれで注文して運ばれてくるシステム。
タッチパネルの使い方は、
まず全生徒教師に配られている
学生証を機械にスキャンし自分の名前が出たら
食べたいものを押して注文ボタンを押すだけ。
カードの色は
1年が黄
2年が赤
3年が青
生徒会役員、風紀委員会、特別枠の生徒は
シルバーで
教師、教頭、校長がゴールド
理事長が黒
になっている。
このカードは食堂以外に寮の鍵や
入れる教室の鍵にもなっている
各教室の札に出ている色のカードはその教室に入れると言うことで、
理事長の黒カードはどこでも入ることができるカードと言う事です。
普通の生徒のカードには学年色にゴールドの線が入っていて
生徒会役員や風紀委員会、特別枠の生徒のシルバーカードにはゴールドの線が入っている。
ここで問題です。
特別枠の俺は何故理事長室の鍵を開けられるのでしょうか?
答えは簡単
俺のシルバーカードに黒の線が入っているから
だから俺は基本どこの教室でも入れる。
便利でしょ?
セイのカードはシルバーカードにゴールド線
だから前理事長室の前で杏椰を待っていたって事ね。
理解出来た?俺説明下手だからごめんな。
この間にご飯が出来たらしく
俺らの机にラーメンとガッツリBが来た!
「…」
「…」
「お前。そんなんよう食えるな。」
「美味いぞ。やぱ俺はガッツリAよりBがええわ」
「左様ですかー。」
「おう。」
見てるだけで胃がやられそうな
ガッツリBとは、
ステーキ、ラーメン、天ぷら、焼肉、白飯
です。
ほんまコイツよう食えるわ。
そんなにいっぱい。
ガッツリAは
Bに更にすき焼き、ホットケーキ、カレーがついたメニュー。
誰かが食べている所今まで1回も見たことない。
あ、いた。
見たことあったわ。
聖夜くん食べてたわ。そういえば。
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