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第9話

あれから立場逆転 ソファに俺 座椅子にセイ 床に正座した嵐 「神崎様!すいませんでした!」 「すいませんじゃなくてすみません な。 あのな。別にもう売るんはいいんだよ。 売られたくないけど妥協してやる。 でも、するならちゃんと俺に許可取れ。 じゃないともし客の誰かと揉めた時 俺が庇ってやれない。」 「うぅ。神崎様ぁぁぁぁー!」 コイツが年中金欠な事知ってるし 知らない人でもなく俺の大切な幼馴染みを 慕っていて直接関わりもある。 この学園は金持ちや何かしらの才能があるやつが入る。だが、一般の生徒もいるんだ。 一般の生徒の中には不良なんてザラにいるし、 金持ちや才能で入学しているヤツの中にも素行が悪く性格も悪い生徒だっている訳で。 そんな非合法で後ろ盾なく 学園内で商売してクレームうけて 学園にいられなくなったやつ、ボコボコにされて登校拒否したやつだっているんだ。 そんな目に嵐を合わせたくないし 言ってくれれば考えたのに 水臭いなぁ。 ここで、この学園の生徒事情について 説明します。 生徒会役員、風紀委員会は 親が社長とか警視総監とかしている。超金持ち集団。 生徒会長の親は、 明智Winと言う日本外国ともに有名な会社の社長をしている。 生徒会副会長の親は、藍澤総合病院のトップ。 その他2人の親は、明智Winの幹部。 風紀委員長は、生徒会長のとこに養子に入っているのでこちらの親も明智Winの社長。 風紀副委員長の親は、俺も撮影で結構お世話になっている警視総監。 その他3人は、明智光秀の幹部。 明智Winの社長と藍澤総合病院のトップ、警視総監は高校の同級生らしい。 つまり、ほぼ明智Win関係者で出来ている。 特別枠は、 生徒会役員と風紀委員会、俺、聖夜の7人しかいない。 他の生徒は金持ちや才能ある生徒が普通枠。 一般入試や紹介制、推薦で入ってきた生徒が一般枠だ。 紹介制とは、この学園に通う生徒から紹介されれば入れる制度で、 推薦は、教師に推薦されたら入れる制度。 俺は才能が飛び抜けて優れているから特別枠で、 聖夜は家が全国に名を轟かす極道で金持ちの中でも飛び抜けているので特別枠。 …こんな感じかな? あとで思い出したらまたその度に付け加えていく! 「なら、今許可もらってもいいっすか? お願いもあるんですが!」 あ、こいつの事忘れてた。 俺もう終わった気でいたわ… 「お願い?」 「はい!」 んー、まあ俺に出来ることなら たまには人のために動いてみるのもいいかもしれない。 なかなか学園のヤツらと関わる事ないし。 たまには、ね。 「なに?」 声にワクワクしてる気持ちが乗っかり 若干いつもより声が大きくなったが そんなこと誰にも悟られたくないので 誤魔化しつつ聞くと、 「兄貴とヤってる時の神崎様の超気持ちいい!って顔を撮らせてください!」 「は?」

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