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第10話

え?今この人なんて言った? セイとヤってる時の超気持ちいい!って顔を撮らせろ?って言った?聞き間違い? どうして急にそんな話になったのだろうか… 「神崎様!最近神崎様のファンや信者達の間で 神崎様と兄貴が本当に付き合っているのか 怪しんでいるヤツや、神崎様の写真集でヌいているヤツ、神崎様を見るだけでムラムラしてしまうヤツ等が多くなってきてるんすよ。 このままでは、神崎様が学園内で襲われてしまうかもしれない… と。言うことなんでお願いします!」 知りたくもなかった事をペラペラと… 何それ。初知りなんだけど。 まあ、本当に付き合っているのか怪しんでいるやつってのは置いとこう。別れるからその通りになるし。 俺の写真集でヌい、ヌいている? 俺を見るだけでムラムラする? 学園内で襲われる? 普通に全部無理なんですが。 誰だよそんな事言ってるヤツ。 今すぐやめてくれ。 ココは実力行使しかねぇか…な。 「嵐。とりあえず俺の写真集でヌいているヤツと 俺見るだけでムラムラするとかほざいているヤツ今すぐ教えろ。去勢してくるわ。今すぐに。」 嵐の肩を掴み前後に揺すりながら言う 「えっ!?あ、兄貴!!!神崎様止めてください!脳が揺れるぅううう。 あれは…あれは!人1人殺してそうな顔してます!兄貴!」 人1人殺してそうな顔ってどんな顔やねん。 こっちは危機迫っとんや。許せ。 「セイに助け求めんなや。 おらさっさと吐け。」 「ち、違う意味で吐きそうっす!」 それは困るので手を離すと 涙目で噎せてセイの後ろに隠れてしまった。。 と言うかセイの存在忘れてた。 そういえばいたわ。ずっといた。 視界内にいるのに…嵐しか見えてなかった。 「ユウ」 「なんや。」 「俺と別れたら襲われてしまうかもしれんで? 俺と別れんのやったら俺がお前守ってやるし 嵐が言った撮影もせんでええ。 どうする?」 当然どっちもNoや。 そもそも、 「お前俺に勝てた事1回もないやないか。」 小さい時からよく勝負して来たが コイツが俺に勝てた事なんて 今まで1回も無い。 まあ、最後にしたのは この高校に入る前やけどな。。。 なんなら、付き合う前やし 今やって勝てるかは分からんけど …あ。 いいこと思いついた。 コイツと別れれて撮影もせんでええ方法あるやん! 「セイ勝負しよか。 俺が勝てば別れるし撮影もせん。 セイが勝てばなんでも好きなだけ言うこと聞いてやる。 どうする?」 「やる。」 そうこなくちゃ。 「セイに負けねぇよ」 「俺だって負けんわ」 負けるわけにはいかない。 これで勝てば別れれるし 別れれたら女の子とイチャイチャ出来る。 縛られることなく仕事にも専念出来るし、 嵐の変な撮影もせんで良くなる。 最高やん!!!

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