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第22話

俺とゲストの為の企画。 うん。分かっているが… 「緋悠。自己紹介して!」 「あ、うん。えーっと神崎 緋悠です。 今日は来て下さりありがとうございます! 今日1日よろしくお願いします。」 伊吹に言われ自己紹介したけどさ、 目の前にいるのは杏椰、セイ、直樹、直樹の彼女の速水 詩音(はやみ しおん)さん、嵐、翡翠、龍、龍の彼女の及川 葉月(おいかわ はづき)さん、後の2人は夕月学園の生徒って 夕月学園どんだけ!翡翠と龍はこっち側やないんか! なんやこれ… ほぼ身内やん! まあ、やり易いし緊張もせんけども でもさ、なんか違うんだよ。 そうなんか違うの。 めっちゃ気合い入れてきたのに拍子抜け。 女の子とかさ、直樹の彼女の詩音さんと龍の彼女の葉月さんしかいないじゃん! 逆に聞きたいんだけど、 誰がチケット当てた? 2枚杏椰言いよったよな? で、1枚直樹に渡したとこ見たけん 杏椰と直樹と詩音さんは分かる。 残り3枚は? これは…絶対伊吹と杏椰でなんかしてそう。 伊吹を見たら目が合ったのにスっと視線を逸らされた。おまわりさーん、犯人絶対コイツです! 「はーい。では今から場所を移動して まず緋悠の雑誌撮影から行きます。」 あとで覚えとけよ。 俺を筆頭にぞろぞろと移動する。 本当は今すぐ伊吹に聞きたいんだけど、 彼は後ろの知り合い基ゲスト達の案内をしたり バタバタしている。 無心で雑誌撮影の現場へ向かっているけど ダメだ。気になってしょうがない。 カシャカシャ あ、そーだ! 翡翠と龍いたじゃん! 龍は彼女といるだろうけど翡翠は俺が呼ぶと いつもすぐ来てくれる。 カシャカシャ 思い立ったらすぐ行動!これ大事! 翡翠を呼ぼうと思い後ろを振り返ると 「は?」 全員手にカメラと携帯を構え カシャカシャ撮影していた。 確かになんかカシャカシャ聞こえるなとは 思っていたけども…考え事に必死で気にもとめていたかった。 ちなみに、列の順番は俺筆頭に 翡翠と龍、伊吹、葉月さん、杏椰とセイ、直樹と詩音さん、嵐、夕月学園Aと夕月学園Bって順。 気を取り直し 「ひーすーい。ちょっと俺とお話しようか? いろいろ聞きたいことあるんだけどー」 翡翠を呼び出した。 呼び出したんだけど、 翡翠がやばいって顔をして龍に隠れてしまった。 「緋悠俺は?」 「お前は彼女とイチャイチャしとけ。」 「お、おう。」 「翡翠は早くこっち来て?」 いつもなら来るのに呼んでなくても来るのに。 全然寄って来ない。 あ、待てよ。なら… 「翡翠来てくれんの? じゃ、龍とイチャイチャしようかな。ドラマの時みたいn…おわっ」 最後まで俺が言い終わったのが速いか 翡翠が俺に抱きついてきたのが速いか まあ、これで翡翠 「確保。」

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