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第24話

俺が位置につき 待っていると 「緋悠?指示は出さないけどシチュエーションとかオーダー出してもいい?」 そうだよな。 素人ばっかだしオーダーあった方がやり易いだろう。 それに、俺はアイツらと話すのちょっと気まづいし。助かる。 「オーダー何?」 了解し聞き返すと 「恋人風にお願い! そうね、シチュエーションは緋悠風デートで!」 こ、恋人風… しかもデート!? 「お、おけ。」 俺さ、女の子と付き合った事あるし 今セイと付き合っている訳だが… 女の子と付き合ってた頃のデートとか中3までで覚えていないし、セイとはデートって言うデートをした事がない。 普通のデートってどんなだ? たまにドラマとかであるがあれはちゃんと台本があるから出来ているがなんも無しにだと 分からない。俺風ってとこが分からない。 まあ、どうにかなるよな? 「それでは始めたいと思います 決めた順番で緋悠の横に1人ずつ行ってください。」 不安しかないがガンバロー! 1人目は、龍の彼女の葉月さん 2人目は、直樹の彼女の詩音さん 葉月さんとは、今俺が主演で放送しているドラマの話をした。 詩音さんとは、学校の話や俺のあれが良かったとかの感想の話をした。 2人ともマシンガントークで所々ついていけなかったがとても喜んでくれたから良かった! こっからあとは… 皆さんお気づきでしょうか。 10人のうち女の子は葉月さんと詩音さんだけ つまり、こっからあとは男ばっかな事に… やっぱ、もっと女の子がほしかったー! 特別チケット次は女子限定にしない? 残り8人 3番目に来たのは、 「緋悠様!緋悠様とのツーショット! しかもデートとか最高すぎるっす! 兄貴には、悪いですがこんなチャンスなかなかないっすよね!来て良かったー!」 嵐。 …なんで嵐を男連中の1番にした!? めっちゃ疲れるじゃん… 「渋谷くん。 誰がチケット当てたか教えt「緋悠様!」何?」 せっかくだから誰がチケット当てたか 聞こうとしたが遮られた。 あれ、デジャブ。 コイツほんまに俺の話毎回遮るよな! 「デートって事なんで 俺したいことあるんっス。いいっすか?」 したい事? 「何?」 「とりあえず目つぶってください!」 何すんだ? 言われた通り目をつぶると 「次ちょっと口開けてください! 目は絶対開けちゃダメっすよ!」 口開ける? 言われた通り口を開けると 「これ咥えてください。」 「んぅ!?」 は?何? 「緋悠様ポッキーゲームです。 先に折ったり離した方が負けですからね! 負けた方は罰ゲームですから。」 言い終わると反対側を嵐が咥えたのが分かった。 何事かと思ったそれはポッキーゲームでした。 びっくりして目開けちゃったわ。 まあ、もう開けててもいいよね? てか、普通にポッキーゲームしよ!ってゆえよ! 何咥えさせられたのか分かんないし いつもと雰囲気違うから怖かったわ!

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