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第32話

「ああああああああぁぁぁ」 まじ最悪!!! 公開処刑も程々にしろよボケ! 皆の前ですんなよ!恥ずかしい! 流された俺も悪いけど… あの後、初音の「さいっこう!!!」って声で 俺は正気に戻った。 おかえり理性。 地味に勃ってた俺の息子は 伊吹に呼ばれた瞬間萎えた。 その伊吹はと言うと 俺を正座させ上から見下ろしてきています。 「緋悠?何か言うことは?」 「すみませんでした。」 「だよね。緋悠の色気にあてられたスタッフが股間抑えながらトイレに行ったっきり戻って来ないんだけど。お前呼びに行く?たぶん今お前で抜いていると思うけど。」 やめてー! 股間とか俺で抜いているヤツら呼びにいけとか 言わないで… 「本当にすみませんでした。」 正座したまま伊吹の目を見て謝ると、 「っ!緋悠…お前まだ色気やばい。 そのぽわんって感じ早くしまって…!」 「ぽわん?」 「…はぁ。で、お前はアイツのなの?」 「いえ。違います。」 「別れるのやめようかなーとか思ってたり?」 「してません!」 一瞬思ったけどね!アイツの俺への想いって 俺の事を好きだと言ってくれる誰よりも重い。 でもさ、そうゆうのはやっぱり子供の出来ない俺に奪われてばっかのセイに悪いと思うんだよな… だから、別れる。 「ふーん?お前はアイツのじゃなくて 俺のだよな?俺が育ててんだから。」 ん? ま、まあそうなのかな? 「…」 「返事!」 「はっはい!」 そして、戻り皆で写真を撮って 次の3俳優VSゲストの現場へ向かった。 もう疲れた。帰って寝たい。 そういえばまだあったわ… 現在次の現場に向かうため ロケバスなうなんだけど、 「緋悠の匂いってめっちゃいい匂い」 「お前退け!」 「むーりー。お前が退け!それと、お前じゃなくて黒崎 翡翠って名前が俺にはあるの。」 「ユウに触んな。」 「はー?現彼氏だとしても 別れるんでしょ?ならいいじゃん。」 「はいストーップ。」 頼むから。俺を挟んで喧嘩すんな。 俺の首元に顔を埋め匂い嗅いでるへんた…翡翠と、俺の反対側の席に座り俺の腰を抱いているセイ。。 なんでこの2人を俺の隣にした!? 伊吹に視線を向けると、 杏椰となにやら話している。 すると杏椰が携帯を取り出し、それを見た伊吹も携帯を取り出して… 「伊吹と杏椰、余計な事する暇があんなら 助けて。」 「「っ!?」」 「何故ひーの写真を交換しようとしていた事がバレた?」 「後ろ!窓に映ってる。」 「「あ。」」 「…ひ、緋悠。 助けてほしいならちゃんと強請れ。」 「助けてくださいオネガイシマス。イブキサマ。」 「無理です。翡翠は俺の手に負えないので。」 「伊吹のばーか。」 使えねぇ! なら、杏椰は? この日のために杏椰が食いつく物はある。 「杏椰?助けて? 助けてくれたら…これをあげよう。」 それは、俺が以前誰にも言わず 黙ってコスプレ喫茶に行った時に着た 「猫耳メイドの緋悠だとっ!?しかも緋悠の自撮り!助ける!」 恥を忍んで、 これを着たんです。 こうゆう時使えるだろうと思って。 その後は光の速さで助けてくれた杏椰にこの画像を送って杏椰に守らせながら仮眠を取りました。 緋悠が寝た後のロケバス内ー 伊「緋悠寝た?」 杏「寝た。」 伊「さっきの頂戴よ!」 杏「えーどうすっかなぁ。 なんだ?鬼頭お前この携帯。」 セ「俺の緋悠だから。 緋悠の写ってるものは全部俺の」 翡「はぁ? 杏椰さん!コイツにあげなくていいですよ!」 嵐「俺もほしいです! あと向こうの人達もほしいそうっす!」 緋「んー?」 「!?」 杏「全員に送るわ」 「了解。」 こうして、緋悠の猫耳メイドはこの場にいる 全員に送られました。

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