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第37話

「緋悠はいりまーす。」と言う 伊吹の声と同時に開かれた扉の中に入ると 「「「「「「「「!!!」」」」」」」」 葉月さんと詩音さん以外の8人が 机を囲んでいて 机の上には たくさんの美味しそうなご飯が所狭しと並んでいる。 ちなみに。葉月さんと詩音さんは 「エロい!緋悠様エロい!」 「あれ、女物の着物コスだよね? 色気ダダ漏れなんだけど! 私、緋悠様なら抱ける!」 「私も抱ける!」 いや、女の子が抱けるとか言っちゃダメ… 今日1番の熱烈とした視線を頂いた。 とりあえず、お腹すいたし 座りたい。 俺の席どこやろ? 「伊吹?俺どこ?」 「え、えっと翡翠と赤西くんの間で!」 「りょうかーい」 言われた通り翡翠と龍の間に座る。 …座ったけどさ 「見すぎ。」 全員ガン見なんですが… 隣に座っている翡翠と龍まで、 お前ら前向いてろ。 「はーいでは、本日最後の 男だらけの合コンを開催します! ほら緋悠ばっか見てないで ちゃんと話聞いて? 今から皆さんには自己紹介を省いての合コンを してもらいます。 目の前にあるご飯を食べながら ゲストの皆さんは緋悠にでも翡翠にでも赤西くんにでもなんでも普段聞けない事を聞いてください。ただし、ゲスト同士の詮索はやめてください。 俳優陣は聞かれた事には絶対答えること 俳優同士での質問許可します。 嘘は禁止です。 それから、俳優陣はゲストへの質問も禁止です。 それではスタート!」 それでえんか!? 聞かれた事には絶対に答える!? 嘘禁止とかファンの夢壊しにかかっとるやん!? まあ、ここにいるのはファンよりもっと 近い人達だけど。 とりあえずお腹すいたから ご飯食べよ。 食べていると、 「ひー?」 「何、杏椰。」 何俺今食べてんだけど… って思ったけど、 あれだよな質問。 食べるのに集中しすぎて忘れてた。 「これ終わったら今日は学園に戻って来る?」 あー、はいはい。それね。 「俺明日休みだから これ終わったら学園に戻る」 「そか!なら、俺が乗せてこうか?」 お!まじで? でもな、、 「仕事手伝えとか言ったり?」 「しねぇよ! 学園まで乗せて帰るだけ!」 なら、 「乗せてってー」 「了解。」 伊吹はこの後片付けとかで忙しいだろうし、 ここは杏椰に頼もう。 あ、でも。 「他の夕月学園組は? どうやって帰るん?」 「俺は詩音に乗せてってもらう!」と直樹 「俺らは家の車が来る」と明智兄弟 「「ない。(っす)」」とセイと嵐。 …ない? 「杏椰、セイ嵐も一緒に乗せてー」 「だと思った。了解。」 よし、これで夕月学園組は皆寮に戻れる! 「杏椰ありがと!」 ニコッと笑顔を見せると 杏椰は、 「ひ、ひーがありがと!って可愛い笑顔を俺に!」 と、喜んでいた。

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