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第38話

「てかさ、そろそろいい? 緋悠その格好やばいんだけど!」 と言う緋悠の声に 周りを見回すとうんうんと頷く皆。 嵐とか首勢いよく振りすぎて もげそう。大丈夫か? あ、そういえば… 「あの、3俳優VSゲストの 罰ゲームだってさ。」 「え、まさか兄貴に着させられた?」 「うん。」 「あ、兄貴こうゆうのが好きなのか。 それか緋悠に着せたかったか… 両方だな!」 は? 「え、伊吹ってこうゆうの好きなの?」 翡翠に聞くと 「アイツはコスプレだと、 着物とメイドが特に好きだぞ。 ちなみに俺と伊吹は 好みが同じなんだよなぁ。」 翡翠に聞いたのに 杏椰から答えが返ってきた。 そういえば悪友だったな… 杏椰と伊吹が好みが同じ? つまり、、 「伊吹も杏椰と一緒で変態って事か!」 「俺は変態じゃねぇ。杏椰と一緒にすんな! お前にだけだわ!」 ここで、まさかの伊吹が参戦。 いつもは翡翠と恋人ごっこをしているが、 今なら伊吹とも出来るかもしれない! まあ、本物の彼氏様目の前にいるんだけどね。 それは置いといて 思いたてばすぐ行動。 やるしかないやろ! 何故?面白そうやから。 「本当に俺にだけ?」 自分の目を潤ませ、 伊吹の目をじっと見つめる 「あ、当たり前! 俺はずっとお前だけにしか 俺が好きなコスプレを着てほしいと思った事ないんやぞ!」 「ふふ。嬉しい。 伊吹の為なら何着てもいいよ?」 「っう!お前っ!はよその色気しまえ! この魔性の男が! 俺以外にそんな目するなよ! 俺にだけ色気出せよ。」 おお。伊吹今日ノリノリじゃん。 俺の肩に手を乗せ 俺の目を見つめてくる伊吹の綺麗な目を見つめ返す。 「伊吹?」 「俺、お前のマネージャーになったの お前に一目惚れして1番近くで支えたいと思ったからなった。 いつも翡翠や杏椰にお前の写メ送れって言われて送るけど実は2人に送ってない俺だけのお前のお宝写真いっぱいあr「「はぁ?」」あ。」 あーあ。 翡翠と杏椰の前で俺に乗せられて 暴露しちゃうから。 俺?勿論俺は知ってた! 「おいこら。伊吹なんだそれ。 どれだ今すぐお前の携帯出せ。」 「あ、杏椰さん!はい!これ兄貴の携帯。 パスワードは… きっも。緋悠のマネージャーになった日じゃん。」 それは初めて知った。 てか、なんで翡翠がそれを知ってんだ? さすが、俺のストーカー。 「俺は用事あるから!」と行って目にも止まらぬ速さで携帯を取り返し伊吹はスタッフ陣の所へ戻って行った。 もうちょいしたかったんだけどな… そこからは合コンゲームをしたり、 1人1人と話した。 蓮と陽には連絡先を教えた、 あ。陽の事を呼び捨てなのは、蓮のことを呼び捨てにしてたら陽が 「なんで俺だけ先輩呼び?俺も陽って呼び捨てにしてよー」と言われたので呼び捨てにする事にした。 龍とは次の撮影の事を話し、 翡翠と恋人ごっこをして、 杏椰が、話しかけてくるのをスルーし 直樹にオススメのゲームを聞いて 嵐ともしょうもない事を話した。 セイは、俺をただ見つめるだけで 話しかけては来なかった。

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