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第48話

ワイワイ ガヤガヤ 「あれ神崎緋悠じゃない?」 「本当だ!こんな所で見れるとか最高!」 あー、はい。神崎緋悠です。 じゃない?とか君ら結構筋肉とかでガッシリした体格なのにJKみたいな言葉使うんじゃねぇ! 一瞬男子校の敷地内に女子が混ざっているのかと 思ったよ、俺。 そうゆうのは、初音だけで間に合ってるから… 「遅いよ!3人とも!鬼頭くん達で最後だから! じゃっ部屋こっち。」 「おう!ユウと直樹行くぞ!」 あの後追いついて来た セイと直樹と結局3人でカラオケに来た。 今は、カラオケの入口の前で待ってた藍澤に 部屋へと案内されているところだ。 藍澤のすぐ後をセイが、 その後を俺と直樹が歩いている カラオケとか初めて来たけど、 いろんな音でガヤガヤしている感じの所なのか。 いや、知識としては知ってたけどね! うそです。個室でただ歌うだけのイメージしかなかったです。 それにしても、カラオケかぁ。。 1人ででも来れるかな? 何時間でどのくらい歌えるんだろ? 機材ってどんなの使ってるんだろ? 俺基本休みの日は、家でゴロゴロしたい派なんだけど、仕事終わりに翡翠達か休みの日にセイ達誘うか、ヒトカラと言う物をしてみても良いかもしれない。 とりあえず、次の休みはヒトカラに挑戦してみたい! 初めてのカラオケに興味を抱いていると、 「なぁ、緋悠。どう?」 「なにが?」 主語ぐらいつけろよと直樹を睨んだのだが、 直樹のそんな顔初めて見た。と思うほど 普段元気でバカ笑いしている直樹から想像もつかないほど顔が真剣すぎて変に身構えてしまう。 「あのさ、、、 緋悠って歌手活動したりしないの!?」 「…は?」 …え。めっちゃどうでもいい。 変に身構えた意味。 「いや緋悠って歌手活動しないのかなーって思って。俳優さんとかモデルさんって歌出している人多いし、緋悠はどうなのかなーって思って! てか、緋悠って歌得意?」 あぁ、歌手活動ねぇ… 歌得意かどうかで聞かれたら、 「得意。」 「緋悠とカラオケ来たの初めてだから 緊張するわぁ。歌楽しみにしてる! 得意とか言いながら下手だったら笑ってやるからな!」 「おう。」 笑われないようにしよう。うん。 「おーい!はよ入れー!」 「はいよー!」 区切りのいい所で部屋のドアの前から セイが呼んでいる。 藍澤がいない所を見ると彼は先に中に入ったのだろう。 セイも先入ればええものを… でも、それはきっとセイの優しさで 俺が外れないように気を配ってくれているのだろう。 セイにしては珍しく気が利く。

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