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第55話
無事直樹が終わり
戻ってきた。
「おつかれ!直樹!
お前いつもカラオケと言えばこれ歌うよな!」
「サンキュー聖夜。
だってこれ好きだし歌いやすいから!」
「分かる!俺もなんかこの歌好きやわ!」
「それに共感もめっちゃする!」
「おう!HaRuの歌はどれもええ歌ばっかだな!」
え、直樹いつもこれ歌うのか…まじか…
ごめん。俺の歌やけん俺も好きだけど共感はしない。出来ない。この歌に関しては黒歴史抉られるみたいで恥ずかしい。
お前ら2人揃って執着系男子か!?
俺の歌を褒められのは素直に嬉しい。
ありがと。
「緋悠!俺どうだった?」
セイにしてもそうだが、
何故俺に感想聞きに来る…
「セイよりは上手かった。」
「当たり前だろ!聖夜と一緒にすんな!」
「おい!俺がなんて?」
本当バカ2人組め。
毎日コイツらとおったら飽きんわ。
か、な、り!疲れるけどな!
「はい!全員終わったー!
みんなお疲れ今から神崎のと合わせて統計取るから好きに歌ってて!」
直樹以降の方も最後までスムーズに終わり
今から俺と藍澤の採点の統計を出して
ランキングを決める
ちなみに、
1-3が超絶上手い
4-10が上手い
11-30が普通
31-36が下手
37-40が超絶下手
んー、これなら
5人にした方がいい気もする
各1人ずつで
「藍澤」
「なーにー今統計してんだけど。」
「やぱ各1人ずつにせん?その方が決めやすい。それに、時間的問題ならサビだけとかにすればえええと思うし。」
「確かに。そうしよう。」
「おけー、なら俺振り分けよるわ。」
「はーい!」
決める5人は、
2.5.12.32.38位の人達にしよう。
「藍澤出来た。」
数分後。
あれから2人で黙々と作業をし
無事ランキングが完成した。
「ランキングは発表せずに、
歌う人だけ発表しようか。」
「ん!」
ふー終わったぁ!
カラオケしている人達を見ると…
「!?藍澤!はよ発表しろ!
じゃないとセイがマイク持っとる!」
アイツ…死人を出す気か。兵器め。
「あ!本当だ!
カラオケそこまでー!
今から発表します!
俺、佐久間、南雲、深琴、優木です!
当日頑張ろう。明日からの準備も!
丁度良い時間なので、
これで、クラスでのカラオケは終了します。」
あっぶなかったー。
藍澤ナイス。
聖夜のアホ。油断も隙もないやないか。
ちなみに、
超絶上手いが、あれを歌った直樹で
上手いが、優木ってヤツで
普通が、藍澤で
下手が、深琴ってヤツで
超絶下手が、南雲ってヤツだ
最初は、超絶下手から超絶上手いまで
上がろうと思ってたんだけど
それじゃ自分がどこに分類されているのか
分かってしまうのでそれを避ける為に挑戦者には順番がランダムで書かれたクジを引いてもらう事にした。
俺、クラスメイトの名前って
セイと直樹と藍澤以外分からないから
文化祭で皆の名前覚えたいなぁって思う。
仲良くなりたい云々じゃなくて
俺は名前知らないのに
俺の名前は知られてるってのが嫌だから!
文化祭楽しみだなぁ。
俺の順位?
そりゃ勿論1位です。
ちなみに、セイの順位は勿論最下位。
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