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第65話

「そうなんかぁ。でも、俺を不安にさせた お仕置きはせなあかんよな?」 理不尽! 不安にさせたとか、 俺は「チケット渡しに行っただけ」ってちゃんと言ったのにお前が勝手にやってきたと思っとったんやろ! まぁ、でもそれは日頃の行いが悪い? 俺の所為でもある気もするし 信じさせれなかった俺が悪い…訳ねぇだろ! 誰かアイツの嫉妬心どうにかしてください。 お願いします。愛が重すぎる。 「なんや?俺とええことしよるのに考え事か? 余裕やな。」 「そ、ンなぁあ。っコト無い!」 「へぇー。 で、どの知り合いにチケット渡しに行ったん?」 「ひィっゃあん!!!!」 言い終わるや否や俺の答えを待つ間もなく 聖夜が俺の蕾に入れてある指を曲げ、 それが俺の前立腺にあたり俺の口から叫ぶように喘ぎが漏れた。 「で、誰や?」 「やっ!ぁンッまっ、はげしっ!」 前立腺を強くコリコリされ身体がビクビクする。 「ひーゆーうー?」 「はッゃん。言ぅからぁ!!!」 とりあえずそれやめて! 言葉に出ずともわかってくれるはず! いや、分かれよ。頼むから分かってくれ。 「はよ言えや。 やめる訳ないやろ?それに、緋悠やって やめてほしくないクセに。」 「アッんん。っゃあ!やめっ!」 分かってくれたけども駄目でした。 これ以上延ばしてまた変な疑いかけられても 困るけど、 聖夜と臨也って知り合いじゃないんよなぁ。 なので、言うと面倒いことになる気が… 「無理。ほらこのままはよ言えや。」 「っぃ、ざァや!」 激しい攻めに耐えきれなくなり 口を滑らせてしまった。 「いざや?誰やそれ? 俺そんなやつ知らんのやけど。 …へぇ。緋悠また勝手に俺以外の誰かに懐いてんのかお仕置き。逝け。」 懐いてるって俺は猫か犬か!って思ったんだけど それが声に出ることは無かった。 「まっ、やぁあああああ!」 確かに聖夜の言う通り絶頂間近でやめてほしく無かったけど、イかされたくもなかった… 複雑な心境。誰か分かって。 「さぁ緋悠。お仕置きの時間や。」 いや、今までもお仕置きの時間やなかったんか? って思っていると、 聖夜が一旦逝って動けなくなった俺から目を離し お風呂のドアを開け出て行った。が、すぐに戻ってきた。どうやら洗面所に用があったらしい 手には何かボトルみたいな物が握られている。 …嫌な予感しかしない。 「緋悠逝きたい?逝きたくない? 好きな方選んでええで」 ボトル持って近づいて来た聖夜がこれを言ったのがたぶん10分前。 どっちも嫌やけど 逝きたくないってか聖夜に逝かされたくない 俺が即答で選んだのは 「逝きたくない」 これもたぶん10分前。

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