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第77話

次に来たのは… 「やっほー緋悠! 愛しの臨也様がきたぜェ!」 「何が愛しの臨也様だ…」 いつもよりテンションの高い 自称愛しの臨也様がいらっしゃいました。 「で、どんな風に撮るー? てか高校の文化祭ってこんな感じなのなァ めっちゃ新鮮! 緋悠?俺との次のデートはァいつなわけ? 俺にも臨也大好きー♡って言えや。あ?」 テンション高いってか イライラして限界突破しちゃってる感じ? 最後の あ? とかヤカラかよ… デートデートって俺の事大好きか! 「なら撮るのはデート風で 臨也大好きー(ハート)」 「おいコラ。臨也大好きーって超棒読みやないか。」 知るか!!! もうほんっとにめんどくさい! まだ後ろにめっちゃいるんだよ! お前は俺の周りの中でめんどくささが断トツなんだよ! 「ええからはよ撮るぞ 嵐ー!撮ってー!」 撮り終わり臨也と写真を選ぶ所に移動する 「どれにしよっかなァー あ、この緋悠可愛い。…まってどれもイイ悩むわァ!」 お前はJKか! 「はよ選んで…」 「そんな急かすなよォ! そういや、最近お前の情報嗅ぎ回ってるやつがいるらしいなァ。俺んとこにも来たわァ。」 は? 俺の情報を臨也以上に知ってる奴はいないし その臨也は俺オタクなので売る事はないが 嗅ぎ回ってるやつ?何それだる。 「どんなやつー?」 芸能界のヤツか、学校のヤツか、それかたまに湧いていくるストーカー的なヤツか。 学校のヤツは1番無いとして 芸能界かストーカーか… また、ストーカーが湧いたのなら はやめに手を打たないと。。 「確か女だったなァ。 芸能界関係ではァ無さそうな。 なんで、俺んとこにィ辿り着けたのか謎な容姿だった。」 「へー。謎な容姿とは?」 芸能界関係では無さそうな容姿って? 「メガネかけててェ、ぽっちゃり系でェ、 なんて言ったらええか分からんけどォ なんせ絵にブスを書けって言われたら 皆書きそうなブス。」 全然分かんない… 「まぁありがと臨也。」 「おォ、俺もちょっと調べてみるわァ。 気ィつけろよー」 「うん。」 臨也も調べてくれるらしいし 大丈夫。うん。 少しの不安と胸騒ぎを胸に残し 臨也は帰って行ったのだった。 気を取り直し次行こう。 まだまだたくさんいる! 知り合いは臨也で最後だったようで そこからはスムーズに進んで行き 遂に次が時間内に来てくれた最後の人になる。 が、その最後の人を視界に入れた途端 完璧な笑顔を貼り付けていた俺の顔は無になった。 「久しぶりねぇ。緋悠くん。」 それは、その人は知り合いだけど 「まさかこんな美人になるとはね。」 俺が嫌いで大嫌いで 「私の物になる気になった?」 俺が殺してしまいたいぐらい憎くて しょうがない人だった。

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