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第89話
「んっ、ぅむッ、んん」
こんな感じでいいのだろうか?と思い
聖夜の顔を伺うと
「…くっそ!もっと焦らそうと思ったけど無理!」
興奮した聖夜は、俺の口内から自分の息子を出しそのまま俺を押し倒して
「えっ、まっァァああああ!」
一気に俺を貫いた。
急な強すぎる快楽に身体が仰け反り目の前がチカチカする。
「トコロテンかよ。えっろ。」
1回イッた事で理性が戻ってくる
「アホ!お前が急にするから!」
「お前が悪い。」
「はぁ?…あっ、ま!」
文句を言おうとしたけど聖夜のピストンが俺を襲う。さっきイったばかりな事もあり敏感になっている俺の口から喘ぎが漏れる
「分かるか緋悠
ここに俺のが入ってるの」
聖夜が押さえたのは俺の腹。
押し込むように押さえるから嫌でも聖夜のモノを実感してしまう
「んぁっ、はんん、あぅ」
「あ、締まった。
このまま中に出したら妊娠せんかなー」
「っあンン、するわけっん、ないやろ!」
何言ってんだコイツ。
快楽に溺れながらも聖夜を睨みつける
俺の身体を知り尽くした聖夜だからこそ
俺の弱いところを重点的に攻め立ててくる
強すぎる快楽に俺の顔がどうなっているか知らないけど、すごい顔をしているんだとは思う。
だって…
俺を快楽に墜とし俺の乱れっぷりを見つめる
聖夜がその野性的な顔を隠すことなく
俺に腰を打ち付け種付けしようとしているのだから。
「緋悠が俺の子妊娠したら
別れようとか言わんくなるやろ?」
そう言いながら少し腰を引き
俺の前立腺をコリコリと刺激してくる
「そこっ、あっアンン」
「一緒にイこうな」
そう言うと聖夜のピストンが激しいものに変わる
中をかき混ぜるように動き前立腺への刺激も加わり
「あっせいっ!やぁんっ、んぁ、ああああ!」
「…くっ」
2人一緒に同時に果て俺の精液が俺と聖夜の腹を汚し、聖夜の精液が俺の中に注がれた。
「はぁっはっ」
必死に息を整えていると
「緋悠ー?まだ終わりちゃうで
こっからが本番や。」
悪魔の囁きが聞こえた。
俺はそろそろ快楽死するかもしれない。
そんな死に方は絶対嫌だ!
「セイっ!落ちつけ…ぁんっ、」
身体を動かしたのが悪かった。
聖夜のがまだ入っていて身体を動かしたことによりそれが俺のイイところを抉り艶のある声が漏れる
咄嗟に口を手で覆ったが…
「声漏れてんぞそんなに俺のコレ好き?
緋悠イき続けるか我慢し続けるか
好きな方を選べと言っても今日は我慢し続けてもらうけど。
…直樹ちゃんと撮れよ!」
不可抗力!
そして、、選択肢とは?
このイき続けるか我慢し続けるかってやつ
コイツ本当好きだな…
って!?直樹!?
そういえばいた気がする…
すっかり忘れてた!
チラッと直樹を見ると
「緋悠がエロい緋悠があんあん言ってて緋悠がエロくて緋悠がやばい!!!」
語彙力の無さ。
顔を真っ赤にしハァハァと荒い息遣いを繰り返しながら俺を凝視している。
ぶっちゃけ怖い。そして、きもい。
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