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第93話

「…ふぅ」 終わりキレイにした緋悠を俺のベッドに寝かす 緋悠のベッドはお互いの精液ですごい事になっちゃったから…緋悠のベッドのシーツはとりあえず洗濯機にぶち込んだ。 嵐に無理矢理押し付けられた カメラを緋悠にバレないところに隠し 一安心し緋悠の横に寝転ぶ。 そして、緋悠をそっと抱きしめ 眠りの世界へ旅だった。 翌朝起きて緋悠にブチ切れられたのは言うまでもない。 そして、あのハメ撮り動画は全校生徒と杏椰の 家宝になったとかなってないとか… 聖夜side END 緋悠 side 「ユウ!ごめんってぇ〜」 「うっさい!着いてくんな!伝染る!」 「なにが!?」 聖夜病が伝染る。 また媚薬なんて使いやがって… 俺の腰が死ぬ! 散々ヤられ続けたからかだるい。だるすぎる。 教室に入ると、 いつも以上に熱い視線が一斉に向けられる なに? 俺なんかしたかな?と首を傾げると 今度は一斉に逸らされる視線 まじでなに? 頭に?マークを浮かべながら席につく。 と、 「はぁーい!みんなぁ今日もおはよ! 今日は生徒会選挙がありまーす! うちのクラスからは藍澤くんと神崎くんの2人が出るよぉ!2人ともがんばれぇー! 昼からの授業が生徒会選挙になるからぁ!」 桜木が来た。 いやいや。待って! 生徒会選挙?しかも今日!? 普通何日も前から準備して挑むモノじゃないの? 見ろクラス中の奴の顔を は? って顔してるだろ! 毎度毎度… がんばれぇー!じゃねぇよ。 「先生! 生徒会選挙本当に今日ですか? 急すぎませんか?何も準備出来てないんですけど…」 「今日だよぉ! そう?ごめーん!言ったつもりだったぁ! まあ、とにかくがんばれぇー!」 藍澤… そいつに何言ってもダメだ。 本当になんでコイツ雇ったんだ杏椰… 桜木は「じゃあそーゆーことでー!」と言い残し教室から出て行った。 うちの担任のアレは今に始まった事ではない。 ないけども… ガタッと音を出し椅子から立つと 一斉に視線が集まる 「ちょっとアイツ詰めてくる」 「何に!?」 「お、落ち着け!緋悠!」 「とりあえず座ろ?な?」 「そーやぞ!緋悠!座ろ!」 「いや無理。」 「「「「「(緋悠様がご乱心だ!)」」」」」 セイと直樹がすごい勢いで来て 俺に座れと促してくる でもさ…アイツは1回痛い目にあった方が良いと思うんですよね。 何言っても無理なら 身体で覚えさすしかなくね? 別に俺は生徒会選挙の準備が…とか そうゆう事じゃなくて、 ちゃんと伝えなければならない事を ゆとりを持って言えって事。 これがもし、保護者にも関わる事だとしたら? 懇談会とか進路に関する事だったとして 当日にいきなり「今日入試だからぁ!みんな頑張ってね!」とか言われるわけやん? 対策も何も出来ないまま 入試に挑む事になる。 教師ならば、受け持ちクラスがあるならば、 他人でも自分の受け持ったクラスの人生を考えなくてはならない。 たぶん今日はいつにも増して沸点が低いから 余計に腹立つんだよなぁ。 「ユウ?」 「緋悠?落ち着いたか?」 でも、まあアワアワしてる セイと直樹見てたらどうでもいい気もして来た。 杏椰に言ってどうにかしてもらうしかないな。 俺は生徒会選挙に集中しよ。。

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