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②
*飲み会当日*
和くん家の最寄り駅で
待ち合わせをして波瑠くんが
迎えに来てくれるらしい。
「芙美乃さん、お待たせしました」
走って来たのが分かるくらい
波瑠くんは息切れしていた。
『大丈夫だよ』
波瑠くんは真面目は方なのに
何で和くんと付き合ってるんだろう。
不真面目ではないけど
真面目でもないような……
俺様だし、ドSだし、
波瑠くん限定で
いじわるだしね(笑)
『ねぇ、波瑠くんは何で
和くんと付き合い始めたの?』
きっかけは
どっちからだったんだろう(๑・.・๑)??
「告白は和巳からだったんですよ」
へぇ~
あの何様俺様ドSな和くんが……
『なんて言われたの?』
プライドが高そうな和くんが
どんな告白をしたんだろう?
「大体の予想はつくと思いますが
まぁ、上から目線の告白でした(クスッ)」
あ~、何となくわかった気がする(苦笑)
「【俺と付き合えよ、
お前に拒否権はないけどな】
と言われました」
和くんだから妙に納得できる。
『惜しみ無い俺様発言だね』
クラスの男子とかが言ったら
おもいっきりドン引きするな。
想像しただけでも無理だった……
『でも、その告白だと
逆に付き合いたいとは思わなくない?』
「少し強引なくらいの
人が好きなんです//////」
マジか!?
『波瑠くん、Mなの?』
勢いで訊いてしまった。
「芙美乃さんは直球ですね」
ある意味失礼なことを訊いたのに
波瑠くんは笑っている。
『ごめん』
謝った後も
波瑠くんは笑っていた。
「和巳ん家に着きましたよ」
話してる間に着いたらしい。
ぅゎぁ、
和くん良いところ住んでんるなぁ~
家賃高そうだなぁ。
「和巳ん家は十一階ですよ」
波瑠くんはポケットから
キーケースを出すと、
四本の内の一本で
オートロックを解除した。
合鍵ねぇ(苦笑)
十一階に着き、手前から
三番目の部屋の前で止まり
玄関を開けた。
「和巳、芙美乃さん
連れて来ましたよ」
開けっ放し?
『お邪魔するよ』
中に入ると和くんが
つまみやらお酒やら
用意しているところだった。
「芙美乃、いらっしゃい」
俺様教師の意外な一面を見た(笑)
○。○。○。○。○。○。○。○。○。○。○。○。○。
帰りは兄貴が迎えに来てくれた。
歳が近いからか同士だからか
兄貴は二人と仲良くなっていた。
『和くん、波瑠くん
今日はありがとう、楽しかった』
学校にバレたらヤバいけど
本当に楽しかった☆*:
まさか、教師二人と
飲むことになるとは
思わなかったけど
とても楽しかった。
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